BISHI ビシ

シンガー、マルチ・インストゥルメンタリスト、DJのビシは、ロンドンのアールズ・コートで、ベンガル系の音楽家族のもとに生まれた。 彼女の母親は、今日までEMIの所属アーティストである。 西洋と東洋の両方の「クラシックな」伝統の素養を身につけた彼女は、インド音楽の専門学校でシタールを学び、イギリスや東欧のフォーク、プログレッシヴ・ポップやエレクトロニカにも情熱を注いでいる。 ビシのアルバム『夜ごとのサーカス』は、ブリティッシュ・ポップを、フォークからの影響や都市生活の反芻と融合させる。 ロンドンの名高いカルトなナイトクラブ、カッシュ・ポイントの顔でありDJのビシは、パトリック・ウルフ、サイモン・ブッキッシュ、キャピトルK、ミッドナイト・マイク、ゾンガミンやライトンらとアヴァン・エレクトロ・プロジェクトを共作した。 このEP『BitPop』はリリースされて間もなく売り切れになったが、近々リイシューされる予定だ。 シングル・ミックスのアップビートでダンサブルなアプローチは、ビシのパーソナリティのこうした一面を反映している。 「ずっとDJをしたり夜遊びするのが大好きだったし、パーティー音楽を作るのは楽しいわ」 2007年になると彼女のライヴを見に来るファンも急速に増え、ソロのライヴは常に人で溢れ、彼女はジャーヴィス・コッカーのメルトダウンに出演し、パトリック・ウルフとのイギリス及びヨーロッパ・ツアーを終えた。 その後もパトリックとのアメリカ・ツアーとベスティヴァルへの出演、さらにはアルバム・リリースに合わせた一連のスペシャルな公演も予定されており、彼女はショアディッチ教会で3夜にわたって1200人以上のオーディエンスの前で演奏する。 このアルバムは、「新しいサイケデリア」——DIYの美学で作られ、ネット上でプロモートされる、カラフルでジャンル横断的な影響に触発されたポップ・ミュージックの時代——の世界を写し出している。この新しい文化的ランドスケープの中で、ビシは注目すべき新進アーティストとして浮上している。

Releases

Participated works