ALABAMA MIKE アラバマ・マイク
1964年1月31日、アラバマ州タラディーガで生まれ。本名はミカエル・アンソニー・ベンジャミン。幼少の頃より父親の影響でゴスペルを歌う一方、サム・クック、Z.Z.ヒル、ジョー・テックス、B.B.キング、ジョニー・テイラーといったソウルやブルースを聴いて育った。1983年、アメリカ海軍に一任期勤めるためアラバマからサンフランシスコのベイエリアに移住、4年の外国勤務期間を経て定住することに。カリフォルニア州オークランドにある〈フィフス・アメンドメント〉というクラブのレギュラー・バンド〈カントリー・ピート・マギル&ヒズ・コットンフィールド・ブルース・バンド〉で歌い始める。以後、当地のブルース・シーンでキャリアを重ね、自身のスタイルを形成していった。カルフォルニア州バークレーにあるクラブ〈ラリー・ブレイクス〉で、スティーヴ・ガノン・バンドのドラマーだったスコット・シルヴェイラと出会い意気投合。その後ジャム・セッションをする仲になり、09年シルヴェイラがプロデュースしてファースト・アルバム『Day To Day』が発表された。この『Day To Day』が米国・欧州の批評家筋から絶賛され、“正統派ブルーズン・ソウル・シンガーの新星”として注目を集めるようになる。米『ブルース・ブラスト・マガジン』の最優秀新人賞にもノミネートされている。日本でも『ブルース&ソウル・レコーズ』誌No.90で記事が掲載され話題に。2010年、2作目『テイラーメイド・ブルース』を発表し、Pヴァイン・レコードより日本盤デビューとなった。