Smalltown Supersound スモールタウン・スーパーサウンド

OFFICIAL SITE:http://www.smalltownsupersound.com

世紀の変わり目から現在に至るまで、キム・ヨーソイやジャガ・ジャジスト、ホワイテスト・ボーイ・アライヴ、120デイズなど、ノルウェイを代表する新世代アーティストたちをコンスタントに発掘、世界に紹介してきたオスロの先鋭インディ・レーベル、スモールタウン・スーパーサウンド(以下、STS)。

00年代初頭に一大潮流となった、ポスト・テクノ時代のエレクトロニカ/IDM、或いはシカゴ界隈を源流とするポスト・ロック的なムードを、独自のアヴァンギャルド・センスと織り交ぜながら、唯一無二のサウンドを発信してきた同レーベルは、ジャンルレスな、アンダーグラウンドに根ざしたブレの無い活動で、コアな音楽ファンのあいだで高い信頼を得てきた。

そんなSTSが、2007年ごろから新しい領域に向けて、舵を切り始めている。

リンドストロームやブラックベルト・アンダーセン、モンゴリアン・ジェット・セットほか、彼の地のオルタナティヴなハウス・ミュージックを多数フックアップしたミックスCD『Sunkissed』、ホットチップやオプティモのリミックス収録が話題を呼んだ、米西海岸ハウス・シーンとの関わりも深いクラウト・バンド、タッスルによるEP『Warning』、ボアダムスのEYE氏による「Lift Boys」名義の12”シングル再発など、明らかにこれまでのエリアをハミ出したダンスフロア寄りのリリースが、目立ち始めてきたのだ。

2008年はリンドストロームのデビュー・アルバム『Where You Go I Go Too』をリリース、STSを知らないクラブ系リスナーからも、ぼちぼち気にかけられるような存在となりつつあるようだ。

エレクトロニカ、アヴァンギャルド、プログレッシヴなダンス・ミュージック。

様々な音のメルティング・ポットとして新たなシーンで脚光を浴び始めたSTS。

 

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