KAKI KING カーキ・キング

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1979年ジョージア州アトランタ生まれ。4歳の頃に父の勧めでギターを習いはじめるが、すぐに挫折してその後はドラムを演奏するようになり、地元のロック・バンドにドラマーとして参加する。11歳の頃に再びギターを弾きはじめ、ビートルズやフリートウッド・マックのソングブックから学びながらも、スミスのジョニー・マーやブラーのグレアム・コクソンに熱中する。やがて、奏法面ではプレストン・リード、マイケル・ヘッジスやアレックス・デグラッシといった、フィンガーピッキングの大御所に触発されつつ、ニック・ドレイク、エリオット・スミスやマーク・コズレック(レッド・ハウス・ペインターズ)といったシンガー・ソングライターを好んで聴くようになる。99年には大学進学のためニューヨークに移り住み、様々なバンドでドラマーとして活動する傍ら、ソロ・ギターも続ける。大学を卒業した2001年頃からは、地下鉄構内でバスキングをしながら曲を作る毎日を送り、その独特のパーカッシヴな演奏技巧に磨きをかける。2002年、ソウライヴを送り出したレーベル、ヴェロアのジェフ・クラズノに見出され、2003年にはファースト・アルバム『Everybody Loves You』を発表。翌2004年にはエピック/ソニーよりセカンド・アルバム『Legs to Make Us Longer』をリリースし、世界中を精力的にツアー。新世代のアコースティック・インストゥルメンタル・ギターの旗手として絶賛される。2006年には、ジョン・マッケンタイアのプロデュースによるサード・アルバム『アンティル・ウィー・フェルト・レッド』で、優れたマルチ・インストゥルメンタリスト/ヴォーカリストとしての顔も見せ、新境地を開拓。2007年には、フー・ファイターズの最新アルバム『エコーズ、サイレンス、ペイシェンス・アンド・グレイス』にゲスト参加(その後のツアーにも度々同行)。さらに同年、ショーン・ペン監督最新作『イントゥ・ザ・ワイルド』(2008年9月日本公開)のオリジナル・スコアを担当し、書き下ろし楽曲を提供したパール・ジャムのエディ・ヴェダーと並んでゴールデングローヴ賞にノミネート(『Legs to Make Us Longer』に収録された「Doing The Wrong Thing」と「Frame」の2曲も劇中で使用されている)。また、新鋭クリステン・シェリダン監督作『奇跡のシンフォニー(August Rush)』(2008年6月日本公開)では、書き下ろし楽曲を2曲提供し、劇中のギター演奏のハンド・ダブルを担当している。

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