COKO ココ

ココ(COKO)

ココ・クレモンズ。この名前は鐘以上に私たちの記憶に響いてくる。90年代に‘ニュー・ジル・スウィング’トリオ、シスターズ・ウィズ・ヴォイセス(SWV)の名でチャートをにぎわせた数々のスマッシュヒットを思い起こさせる。

""I'm So Into You,"" ""Weak,"" ""You're The One,"" ""Right Here (Human Nature),""

そして""Rain"" といった曲は、そのR&Bグループによって有名になったメガヒット曲のほんの一部である。

ココは常に、ただの’教会あがり’のR&Bシンガーではなかった。「私は今まで教会から離れたことが1度もないのよ。」威厳のあるこのディーヴァはそう話す。「私自身のR&B仕事とは関係なく、自分の通っている教会でこれまでずっと活動を続けてきたわ。多くのR&Bのシンガーたちは’私は教会の中で育ったんです’と言うけど、実際はもう現役ではないのよ。教会は私にとって、歌う力を養った場以上の存在で、まさに私のソウルを育ててくれたところ。私のライフスタイルの全てなの」。

ココはヴァージニア州のヴァージニア・ビーチに移住する前は、ニューヨーク・ブロンクスのローズ・チャーチのメンバーとして、ローズ・チャーチ・カテドラル・クワイア『We Are Healed』のために""Some How, Some Way""をライヴ・レコーディングした。また、ブレント・ジョーンズ&T.P.モブ[EMI Gospel]が2002年に発表したアルバム『Beautiful』に収録のゴスペル・ヒット""Midnight""を録音した。更に、彼女はユースフル・プレイズ[Evidence Gospel/Light]の最新作『Bless Him』収録の“Up There”にフィーチャーされている。

 

ゴスペルのクワイアと共にレコーディングを行うことは、ココにとって何ら珍しいことではない。そんな彼女は12才の時に彼女の叔母、ベニー・ディグスが指揮していたニューヨーク・コミュニティ・クワイアのメンバーとしてキャリアをスタートさせた。そして後に受賞経験もあるヘゼカイア・ウォーカーのラヴ・フェローシップ・クルセード・クワイアのメンバーとなった。ウォーカーのクワイアに在籍中、ココは幼なじみのリアーナ’リリー’ライオンズとタマラ・’タージ’・ジョンソンと組んでSWVを結成し、グループは自分達の活動の場をR&Bとした。SWVはRCAと契約し、アーバン・ミュージック・シーンに多大な影響を与えていった。

 

SWVは合計5枚のアルバムを発表した:1994年の『It's About Time』と『Remixes』、1996年の『New Beginning』、1997年の『Release Some Tension』 、そして2001年に発売された『The Best of SWV』である。高い評価を受けたクインシー・ジョーンズ『Q's Jook Joint』にフィーチュアされたことに加え、グループは更に『ため息つかせて』『フリー・ウィリー』『ベイブ』『アバヴ・ザ・リヴ/ビート・オブ・ダンク』といった映画のサウンドトラックにフィーチュアされた。

 

大成功を収めた一連のSWVのアルバムに加え、ココは数々の賞に輝いたウィル・スミスのシングル""Men In Black"" のフックを歌った。このシングルはタイトルソングとして同名の映画サウンドトラックに収録されている。その他、映画『ハヴ・プレンティ』サントラではジョン・Bとのデュエット曲 ""Keep It Real""を歌い、映画『ダブル・デート』サントラではリック・ジェームス&ティーナ・マリーの名曲""Fire & Desire"" をジョニー・ギルと共にカヴァー、また映画『ホワイ・ドゥ・フールズ・フォール・イン・ラブ』サントラでは""He Be Back""でミッシー・エリオットと共演した。またココは、R&Bトリオ・ LSG『LSG』収録の ""All The Times""でフェイス・エヴァンス、ミッシー・エリオットと共演し、テヴィン・キャンベル『Tevin Campbell』ではテヴィンとのデュエット曲""Everything You Are"" を録音した。

 

SWV解散後、ココはポップ・フレンドリーなソロ・デビュー・アルバム『Hot Coko』 を録音。アルバムからはシングル""Sunshine"" がヒットした。しかしながら、高い評価を受けつつもアルバムの反応は控えめだった。シングル""Sunshine""はコンピ『Street Vibes, Vol. 4』にフィーチュアされ、また2000年に発売された[Ayia Napa]のコンピレーションには同曲のダンス・リミックス・ヴァーションがフィーチュアされた。

 

ニューヨークのブロンクスで生まれ育ったココは、[RCA]がちょうどブラック・ミュージック部門を閉鎖する時に2枚目のソロ・アルバムのレコーディングを始めた。「その時、既に私は音楽活動を中断して自分の家族にもっと目を向ける時期なんじゃないのかしらと思っていたの。」とココは認めている。「音楽業界は悪い方向に向かっていると感じるわ。あらゆることがより無防備に性を売ることに走り始め、そういうことをするのは私の精神に反することだと思ったの。そう考えると、レーベルが閉鎖したのは不幸に見えるけど、実際には幸いだったと思う」。

 

「これまでの自分の仕事や自分に対する称賛にはとても満足しているけど、それでもまだやりたいことがたくさんあるの。ゴスペルのレーベルを自分で運営したいと思っているし、新人を発掘して育てていきたいとも思っているわ。俳優業もやりたいし、例えばブロードウェイなんかも興味深いわね

 

脚本家、デイヴィッド・E・タルバートによる『Love Makes Things Happen』という劇で彼女は演技にも挑戦した。この作品でアン・ヴォーグのドーン・ロビンソン、アフター7のケヴォン・エドモンズ、そしてコメディアンのジョー・トリーと共演し、ココは主役を勤めた。

 

ココは音楽への愛と、ライヴで彼女のファンのためにパフォーマンスをする喜びに加え、神、夫のビッグ・マイク・クレモンズ、息子のジャズとジェイレン、そして母親と強い結束でつながり続けていることに誇りを持っている。

ココ(COKO)のリリース