羅針盤5タイトル復刻!

羅針盤~大好評だった「想い出波止場高質音源盤再発」に続き、もう入手困難となっているワーナー期(1997 ~ 2000)の羅針盤の同じく高音質音源再発(今回はSHM - CD)シリーズ決定!!

大好評だった「想い出波止場高質音源盤再発」に続き、もう入手困難となっているワーナー期(1997~2000)羅針盤の同じく高音質音源再発(今回はSHM - CD)シリーズ決定!!

想い出波止場とはガラリと違う山本精一の歌の世界、意表をつくポップな「ウタ」の連続には今だからこそゾクゾクさせられる。ネオアコ~フォーク~アシッド・フォーク~ニュー・ウェイブ、、、「永遠のうた」。サントラ盤「アドレナリンドライブ」平山みきのセルフ・カヴァー「真夏の出来事‘99」も必聴!



全タイトル高音質音源“SHM-CD”で復刻!!SHM-CD




羅針盤の盤

孤詣独往の音楽家山本精一にとって歌とは何だろうとの問いは、素朴だが不遜なものである。歌声の涼やかなることを密かに知らしめていた稀人・山本精一におけるポップスとはこれである。心のすきまにするすると入り込んでくる山本の歌は、まるで場所と時を選ばない。ウタモノなどという蔑称で括るのはやめたまえ。音楽家であればこそ言葉はある日ふわりと作り出すメロディの上に舞い降りてくるのもなのだ。とはいえこのような美しいメロディをものすごく大きな叙情によって歌にできる人間は極めてめずらしい。山本のなにげない懐の広さは得体の知れなさの証である。この得体が知れない柔らかさを較べる人がいるとすればポール・マッカートニーしか思い浮かばない。羅針盤はポスト・ロックなんですか?などと聞く人がいたら、とりあえずちがいますがそうかもしれませんがどうでもいいでしょうと答えるのです。羅針盤を聞いて自分も歌い始めたという人もいるだろう。世の中が励み励まされ舐めたり舐められたりのくだらないラブソングばかりになってしまったとき突如として海上に出現した捕鯨船のようなものだったからである。淡々とした日常の中にある喜びなんてことさら声張り上げて万人に告げるものではない。家のない金のない職もない頼りもない人の寝ぐらのような歌がここにある。
―湯浅学


■2009.7.15 RELEASE

「らご」
「らご」
PCD-7308   ¥2,940(tax inc.)

ワーナーミュージック・ジャパン wpc6-8394 1997年
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97年にギューン・カセットからリリースされたアルバムを、スリーヴ・アートを変更し、同年、ワーナーから再発売されたファースト。冒頭の「永遠〈えいえん〉の歌」から、山本精一がこれまでに見せてきた表現とは遠く離れたポップ・ソングが並ぶ。耳への心地よさと皮一枚下にはヒリヒリとした緊張感が漲っている。むしろ、その人懐こさゆえに、聴き手の弛緩した意識の奥深くに忍び込むような、そんな歌たち。プロコル・ハルムの名盤『ソルティ・ドッグ』収録曲「巡礼者の道」のカヴァー、「ハウリング・サン」も収録。思えば“うたもの”という不思議な新造語も、山本精一が歌いはじめたことに対応して急設されたものだったと思い知らされる。
「せいか」
「せいか」
PCD-7309   ¥2,940(tax inc.)

ワーナーミュージック・ジャパン wpc6-8503 1998年
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山本精一が歌うバンド、としての機能から更に深化した2枚目。話し言葉のように作為のない歌声が、歌そのものに同化。ポップ・ソングをある種の擬態とするなら、このアルバムは完璧にその役割を果たしている。目を凝らしても輪郭を捉えることなど出来ない。かといって曖昧とは無縁。ビーチ・ボーイズへの偏愛を感じさせる「せいか」から、ネオ・アコと呼んでは失礼なフォーク・ソング「アコースティック」、ニュー・ウェイヴな「クールダウン」とまるで山本精一のリスナーとしての遍歴を追っているようでもあり。10分近くの大曲「カラーズ」にはドラマもなく、クライマックスも訪れない。が、一度、この歌に囚われたら最後、永久に頭の中で鳴り続ける。
「ソングライン」
「ソングライン」
PCD-7310   ¥2,940(tax inc.)

ワーナーミュージック・ジャパン wpc6-1008 2000年
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強烈なギター・ソロと穏やかで揺ぎ無い歌とのパートの対比が印象的な「がれきの空」で幕をあけるサード・アルバム。全2作以上にスケールが大きな歌と演奏を前に聴き手は時間の感覚を放棄せざるを得ない。まるで彼岸の彼方から聴こえてくるような歌。いわゆるアシッド・フォークの名盤としても重宝されるであろう一枚。もちろん一切の芝居っ気も感じられない。深度と純度を兼ね備えた湖のようでもある。ここまでのワーナーの3枚、山本精一(ヴォーカル&ギター)、須原敬三(ベース)、伴野健(ドラムス)、吉田正幸(キーボード)というラインナップによるバンドの作品を三部作とするのはラストに収録された、その名もずばり「羅針盤」のせいだろう。
「永遠のうた」+「アドレナリンドライブ」
「永遠のうた」+「アドレナリンドライブ」
PCD-7311   ¥1,995(tax inc.)

ワーナーミュージック・ジャパン wpd6-9156 1997年
ワーナーミュージック・ジャパン wpc6-8502 1999年
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ワーナーからリリースされた2枚のCDシングル収録曲を併せて収録した(それぞれ表題曲のオリジナル・カラオケを含む)6曲入り。「永遠のうた」はファースト『らご』収録とは別ヴァージョン。ここにだけしか収録されていない「CHIME」はラテン/AOR風味の魅力的な小曲。「アドレナリンドライブ」は矢口史靖監督(「ウォーターボーイズ」、「ハッピーフライト」)の同名作品の主題曲。『ソングライン』収録の「リフレイン」を改作した、モノクローム・セット「ウォール・フラワー」を彷彿とさせる疾走感を持つナンバー。カップリングは「真夏の出来事'99」は、平山みきの歌(セルフ・カヴァー)を山本精一編曲、羅針盤の演奏、というレアな逸品。