CARLOS JOHNSON カルロス・ジョンスン

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カルロス・ジョンスン(CARLOS JOHNSON)

2004年5月。カルロス・ジョンスンはジャパン・ブルース・カーニヴァルのステージに立った。1989年にヴァレリー・ウェリントン(故人)と共に日本に来て以来、実に15年振りの来日であった。既に出演が決まっていたオーティス・ラッシュが脳梗塞に倒れ、彼をサポートするために急遽決まった来日であった。カルロスの名前がコールされ、“I Wonder Why”を弾き始めた瞬間に会場全体が総毛立った。スクィーズするギターの一音一音が心に突き刺さる。オーティス・ラッシュが登場し、その側で全身全霊を込めてギターを弾くカルロス。大きな拍手と歓声に包まれたのは言うまでもない。  その年の3月、Pヴァインが独自に制作を行い、世界のブルース・ファンにアピールする作品を作り出すという「新録ブルース企画」の第一弾として『ドント・メス・ウイズ・ザ・ブルースメン』(PCD-25020) がビリー・ブランチとの共演盤として発売された。長いキャリアにもかかわらず録音数が極端に少ない彼にとって、実質的に初めてのアルバムであった。

来日時の打ち合わせで「ライヴこそが私の魅力を引き出す」という彼の言葉を受け、ライヴ盤制作のプロジェクトがスタートした。  このレコーディングの為に特別に編成された<シリアス・ブルース・バンド>のメンバーは...  シカゴ・サウスサイドの生まれのカルロスは、クラシックとジャズが好きな父と、カントリーとブルースが好きな母に育てられた。ギターは独学で始め、60年代はロック・バンドで演奏していたが、70年代に入ってからブルース・シーンで活動するようになった。そのエモーション溢れるプレイは多くのミュージシャン、ブルース・ファンを魅了している。アルバムは前述したアルゼンチン盤とPヴァイン盤の他に、2004年に日本のミスター・ケリーズから発売された『イン・アンド・アウト』がある。  サム・グリーンはカルロスのバンドのレギュラー・メンバーであり、長年に渡って彼を支えてきた屋台骨である。  キーボードのデイヴ・ライスは16歳からプロとして活動を開始し、サウス・イリノイ大学で音楽理論を学んだ。10年以上に渡るオーティス・ラッシュとの活動の他にルーサー・アリソンやバディ・ガイ、そしてロバート・プラントやジミー・ペイジなどとも共演経験がある。現在は音楽教師をしながら自らのビッグ・バンドなどで活躍中。2006年の完全オフ日は僅かに4日しかないという超売れっ子でもある。今回のレコーディングに際しては、アレンジや音楽監督を務め、影の功績者といえるであろう。  ドラムのジェイムズ・ノウルズは、カルロスと同じシカゴ・サウスサイドの出身で、やはり10代の頃からミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせている。これまでにシュガー・ブルー、メルヴィン・テイラー、アル・グリーン、タイロン・ディヴィスからR. ケリー(!)まで、幅広い活躍で知られる敏腕プレイヤーである。 (テキスト:高橋 浩 / a.k.a. 江戸川スリム)

カルロス・ジョンスン(CARLOS JOHNSON)のリリース